ワイナリー 2015.11.20

ペラチア Peraccia

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ドメーヌ・ア・ペラチア
Domaine A Peraccia

産地:フランス コルシカ Corse,France

France

Ajaccio/アジャクシオから車で約 10 分の Peri/ペリにある、所有畑わずか7ha のド メーヌ。この土地は海と山から吹いてくる風、豊かな日照量がブドウの成熟に好ましい 影響をもたらしている。ドメーヌは国道を少し入ったところにあり、醸造所の目の前がブ ドウ畑。近隣にはブドウ畑はなく、ひっそりと存在している。
2008 年の1月、当主の Laurent Costa / ローラン・コスタ氏は、空軍を辞めて 一族の畑を引き継いだ。それまでも栽培に農薬を使っていなかったので、オーガニックで ブドウを栽培するのはごく自然な流れだった。ブドウのほかにオーガニックでイチジクも育て、生や干した物を売っており、家計の足しにしている。エコセール認証。
ワインの醸造方法については、先代から独学で身に着けた。まずは昔からこ の土地で飲まれてきた、チャカレロ主体のフルーティで飲みやすいキュヴェを造 ることから始め、このキュヴェは輸出には適さないからと地元消費のみ。直接 購入にやってくる人だけに量り売りをしている。近所のお客が来ると、コンクリー トタンクの中からお客が持参したポリタンクやボトルにワインを注いで販売している。
これとは別のキュヴェ、よりしっかりと抽出した力強いチャカレロのワインを 1 アイテムのみ輸出。よく熟したキュヴ ェを使い、アルコール度数を高めに仕上げることで、SO2 の量を抑えても、輸送に耐えるようにしている。
いずれのワインについても「コルシカワインらしさ」を非常に大切にしているのが特徴。よくできたチャカレロは「ピ ノノワールみたいだ」と言う専門家もいるようが、コスタ氏曰く「チャカレロって いうのはコルシカ特有のブドウだし、この花崗岩の土壌もコルシカ特有のも のなんだ。他の産地の品種になんか例えられない。」と熱く語る。コルシカ という土地、コルシカのワインに高い誇りを持ち、コルシカの地場品種とテロワールに強いこだわりを持つ生産者である。
赤ワイン 2 種、白ワイン、セニエ法によるロゼワインを造っているが、現在日本に入荷しているのは赤ワイン 1 種 のみ。白、ロゼに関しては生産量が少な過ぎて輸出には回せないそう。年間生産量 12000 本の極小ドメー ヌ。

Peraccia Rouge AOP Ajaccio
品種:チャカレロ 100%
46 日間という長期間のマセラシオン後、自然酵母で 25 時間発酵。MLF 終了 後、半量を 600lの樽、残りをセメントタンクに入れて熟成し、のちにアッサンブラ ージュする。コラージュはなし。樽のニュアンスは強くないが、みっちり凝縮した味わ い。イチジク、プルーン、グリオット、サクランボのような赤や紫の濃い色の果実の味 わいが次々に出てくる。飲み込んだ後に、オレンジピールの香りが鼻先に漂う。 「プルーストに出てくるマドレーヌみたいなワインを造りたい。」と生産者。口に含ん だ時に飲み手がこれまでの人生の出来事を次々にイメージ想起するような、そん なワインをめざしているとのこと。

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