ワイナリー 2015.11.20

フライヤーズ・コーヴ Fryer's Cove Vineyards

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フライヤーズ・コーヴ・ヴィンヤード Fryer's Cove Vineyards
産地:南アフリカ バンボーズ・ベイ Bamboes Bay,South Africa

South Africa

詳細・歴史について
西ケープ州オリファンツ・リヴァー地域のバンボース・ベイにあるワイナリーです。1999年にワイナンド・ハマン氏とジャン・ポンク・トラスト氏の共同出資で設立されました。
この地域は、地下水の塩分量が高く渇水エリアであったので、水の問題が設立当初の課題でしたが、地域の人々と協力し、3つの村をまたいでパイプラインを引くことで問題を解決しました。現在は、この水を地域の人々とシェアしています。また、地域の学校にも寄付を続けるなど、漁村のコミュニティーと協調し合う精神を大切にしています。
2005年には、南アの有名なワイン雑誌でSBが5つ星を取得。この12年間、SBで格付けされたのは2つ目となる快挙です。

畑について
美しい西海岸を望みつつケープタウンから302㎞ほど北上したバンボース・ベイの港湾区にあるブドウ畑は、世界で最も大西洋に近い唯一無二の畑と言えます。ブドウ畑は冷たい海水が突き刺す岸壁から820m程離れた丘に点在しており、海風がブドウの葉に塩の粉を運んでくれるおかげで、フレーバーやミネラル感を強く感じます。これこそがまさにフライヤーズ・コーヴのワインの1本1本のボトルに表現されているテロワールであり、あきらかな海のフレーバーがあります。夏にはほとんど雨が降らないため、畑は腐敗や病気の心配がほとんどなく、より自然で環境にやさしい有機的な農業を実践しています。
雑草も取りすぎることなく、ブドウの木の根を守っています。
入江(cove・・・ワイナリーの名前の由来)や岸壁が破壊的な風を除き涼しい海のそよ風だけを運んでいて、その結果、ミクロクリマを造るのに役立っており、平均17度を保っています。それとともに豊富な日照量が時間をかけてブドウの成熟を促し、フライヤーズ・コーヴらしい引き立ったフレーバーを生み出します。
土壌の表層部は、水はけのよい、貝殻などが混ざった赤い砂礫質で、深層部分は石灰質で構成されています。
ルットヴィル・ヴァレーとバンボース・ベイの畑のブドウを使用。1999年、2000年、2002年植樹のブドウ。年産11300本。アスパラガス、パッションフルーツ、ライチ、グアヴァ、青いイチジクの香りが楽しめます。味わいはエレガントで、パッションフルーツ、ヨードやミネラルを感じます。果実と酸が良いバランスで、長い余韻が印象的です。

醸造について
涼しい朝にブドウを収穫。18kg入りの輸送箱で直接ワイナリーに輸送。除梗と破砕を行います。しばらくスキン・コンタクトを施した後、ジュースを漉し、果皮をプレスします。フリーラン・ジュースに若干プレスしたものを加えます。
13~14度で発酵。その後オリを取り出し、第二次発酵用のオリと3ヶ月間、10度で寝かせます。この間、毎週オリをかき混ぜます。その後、清澄作業を施し瓶詰めします。

ドーリング・ベイ・ソーヴィニヨン・ブラン2015

(フライヤーズ・コーヴ)

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テイスター: 田中克幸

気持ち良い塩味と、鮮やかな熟した果実味と、きつくないがしっかりした酸の、イキイキとしたワイン。すくっと立ち上がる勢いのある爽快な香り。この品種のワインとして期待する要素をうまく兼ね備えて曖昧さがない。2015/10/8

評価:★★★★

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