Column 2017.02.24

マルク・ソワイヤール 木下インターナショナル試飲会

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先日木下インターナショナルさんの試飲会に伺ってきました。ジャック・セロス、ビゾー、ベルトーなどが有名な輸入元さんです。

ビゾーやベルトーは、現在フランス、ブルゴーニュのドメーヌ・ド・ベレーヌでワイン造りとエクスポート・マネージャーを務める北沢清二さんがクルティエとして日本に紹介している生産者です。

僕の扱うワインのなかで北沢さんが紹介するワインは生産者との距離も近く、新しいアプローチでヨーロッパでの評価が高まっているけれど日本ではまだ知られていないという造り手も多いため、大切に思うラインナップでもあります。もちろん日本人が現地で頑張っているのを(北沢さんのほうが大先輩なので僭越ですが)応援したい気持ちもあります。

今回の試飲会での僕の目玉はマルク・ソワイヤール。ドメーヌ・ビゾーで6年間ジャン・イヴ・ビゾーの右腕としてワイン醸造に携わっていたマルクさんが独立、新しいドメーヌを立ち上げるとともにディジョン市が所有するドメーヌ・ド・ラ・クラの醸造責任者に(公募だったみたい)選ばれ、産まれた新しいワイン。

以前マルクさんが来日した際に北沢さんが僕の事務所まで連れてきてくれたことがあったのですが、ワインを忘れて本当に挨拶だけになったのは、今ではちょっとした笑い話。この日が初めて彼のワインを試飲する機会でした。

マルク・ソワイヤールのワインは2種類、ラドワ域内のブルゴーニュ・ルージュとオート・コート・ド・ニュイ(こちらはもう完売。。)。どちらも豊かでボリュームのある果実味と澄んだ味わいはビゾーとも共通する個性。凝縮感のある力強さを感じさせますが、ブルゴーニュ・ルージュはAlc11.5%。骨格もありますが洗練されていて早いうちから親しみやすいワイン。

ブルゴーニュでも熟成が必要という声を聞きますが、現在の造り手の秀逸なワインはどれもすぐに楽しめます(もちろん長く保管もできます)。もちろん香りが閉じるような時もありますが、グラスの中でじっくりと待てば良さを発揮してるものがほとんどです。閉じることができるのも力のあるワインの証拠、ワインの内面的な良さとして感じることができます。説明しづらいんですが、吸引力というか引っ張られるような感覚というか。。

こういった新しい生産者が広く認知されるようなことはこれからは難しいのかもしれません。数もないですし、皆の共通のメディア的なものもワインにはありません。そんななか次々に生まれる新しいワインのなかから自分にとってのお気に入りと出会うことができるのもワインの楽しみ方のひとつのように思います。マルク・ソワイヤールさん、次回来日する際には再会したいものです。

マルク・ソワイヤールのワインはこちら

 

 

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