シャンパーニュ・マルゲのブノワ・マルゲさんからメールが届き、開けてみると大変におもしろいニュースが書かれていました。それによると、先月ドイツのミュンヘンにあるワインバーGRAPPES主催のシャンパーニュのコンペティションがあったようです。
とてもユニークな企画で、ミシュラン星付きレストランのトップソムリエ、ワインブロガー、ワインジャーナリストの計16人が、それぞれ最高だと思うワインを一本持参して、全員でブラインドで審査したそうです。
結果は、マルゲが一位。すごい。確かに2007年のサピアンスは前年よりはるかによい大傑作だと思います。けっこう繊細で静かなワインですから、こういったイベントに向くようなスタイルだとは思いませんが、それでも一位。優れたテイスターが集まったのですね。二位がラヴァルですから、どちらもジェスタン系です。当然でしょうけれど。準々決勝でマルゲ対ラエというのはなかなか。私の好きなブロシェがエントリーされているのにもびっくりです。
日本でもこういったコンペティションがあったら楽しいと思いませんか。シャンパーニュを得意とするワインバーやレストランが主催してもいいでしょうし、ワイン雑誌が主催してもいいのではないでしょうか。日本のワイン専門家の方々が何を出品するのか、ものすごく興味がありますし、審査中にどんな議論がなされるのかを拝聴したいものです。