コラム 2016.03.12

アラン・ビュルゲ Alain Burguet

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
burguetwith

アラン・ビュルゲ Alain Burguet 2011年ヴィンテージよりジャン・リュック&エリック・ビュルゲ Jean Luc&Elic Burguet
産地:フランス ブルゴーニュ Gevrey Chambertin,Bourgogne,France

フランス

2016年3月、ブルゴーニュ、ジュブレ・シャンベルタンよりジャン・リュック・ビュルゲ氏が来日いたしました。わたくし宮地はメーカーズ・ディナーのサポートに参画。彼のワインの魅力をご参加いただいた皆様とご一緒に存分に楽しませていただきました。

ご参加できなかった皆様に彼のインタビュー動画をご紹介します。ジュブレ・シャンベルタンの異なる個性を”メ・ファヴォリット”と”シンフォニー”のふたつのキュベで表現するジャン・リュック氏。2014年からは1級畑ラヴォー・サン・ジャックも加わり今後の飛躍から目が離せない生産者です。

アラン・ビュルゲのワインのご購入はコチラ

[ワイナリー紹介]

先代のアラン・ビュルゲ氏が 1974 年に設立したドメーヌ。当時はわずか 2.1ha の小さなドメーヌとしてスタート。2011 年にジャン・リュックが正式にドメーヌを引き継ぎ、現在の当主は息子エリック&ジャン・リュックとなっている。91 年に逝 去した父の遺産となる畑など、設立より除々に畑を買い足し、現在は 7ha を所有。
先代アランの頃より有機栽培に力を入れ、この村における有機栽培のパイオニア的な存在。認証取得はまだ行わ れていないが、1977年からリュット・レゾネ、2012年からビオロジック、2013年からビオディナミへ転換した。 その「自 然との共存」と言うコンセプトは醸造の過程においても変わらない。限りなく自然に任せる事をモットーとし、最低限の 人的介入のみを行っている。ギュイヨ・サンプル、リュット・レゾネ、除草剤、防腐剤等の不使用、有機肥料のみを使用。
平均 28〜30 hl と言う低収量(最もこれは所有する区画が古樹である為、自然に低収量となる)。しかしながら、これ以上の低収量はブドウ本
来の生育バランスと崩すとして行っていない。葡萄は 100%除梗し、その後軽く破砕。自然酵母のみでホーローを貼っ たコンクリートタンクにて醗酵を行う。その際、補酸と補糖は行わない。また初期段階での温度調節は行わず、自然に 醗酵が始まるのを待つ。バラつきがあるために醗酵がゆっくり進み、よりアロマティックなワインとなる。最高温度 32 度で 約 2 週間〜3 週間の醗酵。その際、ルモンタージュは1日に一度程度、最低限のピジャージュ。その後、アリエ産 (Farnçois Frères)の樽にて熟成。アペラシオンにもよるが 20〜24 ヶ月の熟成。マロラクティック発酵終了後、1 回目の澱引き、その後ビン詰め前にもう 1 回行い、無清澄・無濾過で瓶詰め。

Eric Burguet / エリック・ビュルゲ
ボーヌの醸造学校にて栽培・醸造&マーケティング高等教育課程(BTS)修了。ドメーヌ・アンリ・グージュで醸造過程を、アントナン・ロデでマーケ ティングをそれぞれ学び、1999 年からドメーヌに参画。
Jean Luc Burguet / ジャン・リュック・ビュルゲ ボーヌの醸造学校にて農業適正資格(CAP)取得、農業適正資格課程(BEPA)修了、農業栽培責任者資格課程(BPREA)修了。カ リフォルニアのオー・ボン・クリマとドメーヌ・ドニ・バシュレで醸造過程を学ぶ。1997 年からドメーヌに参画。

Bourgogne "Pince Vin"
区画:Gevrey-ChambertinのBrochonよりにある区画、Pince Vinから。
樹齢:40年 醸造:畑で選果しながら収穫し、選果台で二度目の選果、除梗後に三度目の選果を実施。18ヶ月に及ぶ長い熟成。 特徴:赤いルビーの美しい色合い。繊細でスパイスを伴うチェリーやイチゴといった赤いフルーツの溢れるような香り。滑らかな口当た り、長い余韻。柔らかなタンニンと酸の素晴らしいバランス。


Gevrey-Chambertin "Symphonie"
区画:ドメーヌが所有する20区画のより若い樹齢をアッサンブラージュ(従来の Traditionに加え、Justice、Billardもアッサンブラージュ)。
樹齢:40年
醸造:畑で選果しながら収穫し、選果台で二度目の選果、除梗後に三度目の
選果を実施。18ヶ月に及ぶ長い熟成。 特徴:濃密なルビー色。深く複雑で調和のとれた、より熟したチェリーやイチゴといった赤いフルーツの香り。なめらかでで複雑な口当 たり、繊細なフィニッシュ。長い余韻。繊細かつ柔らかなタンニンと酸の素晴らしいバランス。

Gevrey-Chambertin "Mes Favorites"
区画:ドメーヌが所有する26区画のより高い樹齢をアッサンブラージュ。
樹齢:70年
醸造:畑で選果しながら収穫し、選果台で二度目の選果、除梗後に三度目の
選果を実施。20ヶ月に及ぶ長い熟成。
特徴:ドメーヌの中で最も有名なキュヴェ。濃密で奥行あるルビー色。深く複雑で スパイスやムスク、皮の香りとともに、より熟したチェリーやイチゴといった赤いフルーツの香り。しなやかながらも存在感をしっかりと感じ る口当たり。スミレやブラックチェリー、ブルーベリー、甘草、さらにカカオのニュアンスを感じる複雑な味わい、長い余韻。アロマティックで 特筆すべき複雑さ。調和のとれた柔らかく丸いタンニン。

ジュブレ・シャンベルタン・メ・ファヴォリット2011

(ジャン・リュック&エリック・ビュルゲ)

burget21-50x158
 ○  ○  ● 
 ●  ○  ○ 
 ○  ●  ○ 
 ○  ○  ● 
 ○  ○  ● 
 ●  ○  ○ 
 ●  ○  ○ 

テイスター: 宮地英典

典型的なジュブレ・シャンベルタンをイメージしていると裏切られる。 親しみやすく外交的、果実の粒は可愛らしく小さく、数が多い。控えめな酸がきらびやかに全体をまとめあげ、美しい寄木細工を思わせるようなワイン。代替わりして徐々にキャラクターを変えているこういったワインの熟成が興味深い。2015/10/8

評価:★★★★+

  • このエントリーをはてなブックマークに追加