Wine of Chile for Japan この文章は田中克幸氏を招いてくれたチリワインの広報活動を政府系組織とは別に行っているBrandabout社への謝意をこめて掲載します。世界中のワイン産地が今よりもより豊かになることを願っています。The way they talk about Chi... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
ワインを巡る旅~チリ編~ ※ソーヴィニヨン・ブラン最高の産地として近年注目される、レイダの畑。 チリワインに関する語り口はほぼ固定化されている。チリワインは数量ベースで日本市場最大の輸入ワインである。チリワインの単価は極めて低く、ワインにさしたる興味のない一般的消費者に向けた... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
ワインを巡る旅~トレンティーノ=アルトアディジェ編~ 1363年から1918年という長きにわたるハプスブルク時代からすれば、イギリスとイタリアの密約によって第一次大戦後にトレンティーノ=アルト・アディジェがイタリアに編入されて以降の歴史はまだまだ短い。イタリアとオーストリアのあいだで自治権をめぐる問題... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
気軽に楽しんでほしいザンクト・マグダレナー プロナーホフ ※クラシコ地区の優位性を熱心に語ってくれたオーナーのシモン・ガイヤーさん。ワイナリーは祖母の両親が創業。 フィロキセラと南チロルのイタリア化、そして近年の白ワイン重視策によってこの地が大きく変貌する以前は、南チロルを代表するブドウはヴェルナッチであっ... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
トレンティーノに行ったらホテル・ロヴェレートへ カステル・ノアルナ ※アディジェ川とロヴェレートの町を見下ろす山の上に城と畑がある。標高は320メートルから400メートル。石灰岩土壌がメインで、斑岩、石英、玄武岩、粘板岩の礫も混じる。 トレンティーノの南端、ロヴェレートの町から川を渡って山を登ると、カステル・ノアルナ... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
トレントの地に足の着いたワイナリー マルコ・ドナーティ ※ワイナリーの前にあるラグレインの畑。樹齢は65年を超える。仕立てはペルゴラ・トレンティーノで、主枝を両側に伸ばす。株密度はヘクタール当たり700本、収量は9トン。摘房するのではなく、房の下側を切り取るグリーン・ハーヴェスト。その作業にはヘクタール当... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
南チロルの大手ビオの行方 アロイス・ラゲデール ※アロイス・ラゲデールの営む飲食・販売施設、パラダイスの中庭。すぐそばには山が迫る。この独特の閉塞感も南チロルならではだ。 南チロルの南端マルグリートに本拠地を置く1823年創業の巨大ワイナリー、アロイス・ラゲデールが2007年にビオディナミに転換を... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
4000万本を超える生産量の老舗 グルッポ・メッツァコロナ ※2000年に完成した現代的な建築のワイナリー。スティル・ワイン棟とスパークリング・ワイン棟に分かれている。 メッツォコロナの町中で否応にも目立つ巨大なワイナリー、グルッポ・メッツァコロナ。1904年に設立されたイタリアでも最初期の協同組合であり、現... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
ウェハースとワインのファミリー ロアカー ※ボーゼン北東の山中、シュヴァルホフ・エステートの中に建つロアカーのワイナリー。文献上1334年まで遡ることができる、歴史ある地所だ。 ロアカーのワインは以前から信頼して飲んでいた。1979年創業当時からオーガニック栽培を行い、ビオディナミに長年取り... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
中道のビオディナミ マニンコール ※ボルツァーノから南に下り、カルテルン湖の手前にくると、左手にマニンコールの大きなサインが見える。湖は景勝地として名高く、周辺にはホテルも多いため、ワイナリーには観光客も多く訪れる。 オーストリア貴族ヒエロムニス・マニンコールが1608年に皇帝から土... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
アイザックタラーのリースリング クーエンホフ ※ペーター・プリーガーさんと、次代を担う娘さん。 インスブルックからブレンナー峠を超えて南チロルに入ると、ブドウ畑が見えてくる。アイザック渓谷(イザルコ渓谷)中部にある産地、アイザックタラーである。近年日本でも注目され、数々のワインが輸入されるように... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
イタリア最北のスパークリング ハーダーブルグ ※ポキのワイナリーの周囲にある5・5ヘクタールの畑はハウスマンホフと呼ばれ、ピノ・ネーロ、シャルドネ、ソーヴィニヨンが植えられている。夕刻に訪れたが、他の場所に日が当たっているのに、ここは日陰。 すぐ先にトレンティーノのメッツォロンバルドの町が見える... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
マンツォーニ・ビアンコの可能性 ヴィナイオーロ・ファンティ トレンティーノのラヴィスの北、小村プレッサーノの裏道、ワイナリーがあるとは想像できないような場所に居を構える、所有畑4ヘクタールの小さな生産者。1991年が初ヴィンテージと比較的新しい。ここはチェスコーニやフォラドーリ等計10ワイナリーで構成するか... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
イタリア最高のピノ・ノワール J.ホフシュテッター ※18世紀半ばにはイエスズ会修道士がワインを造っていたというコルベンホフの畑から、対岸、マッツォン方面を臨む。写真からも分かるとおり、標高が高い。 イタリアの高級レストランで定番のズュート・チロルといえば、J・ホフシュテッター。1974年に州で初めて... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
ワインを巡る旅~コルシカ編~ パリの地下鉄のホームでよくコルシカ観光の宣伝を目にする。手軽なヴァカンスの行先としてコルシカはポピュラーな存在だ。天気がいいし、自然が豊かだし、ナポレオンの生家と美術館もあるし、一度は行くべきところだろうとは思うが、日本からあえてコルシカに行く人は少... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
フィガリのゲミシュターサッツ ドメーヌ・ド・ラ・ムルタ ※フィガリの町はずれにあるドメーヌ・ド・ラ・ムルタ。ムルタとはMyrtle(フランス語読みでミルト)、銀梅花を意味するコルシカ語。※ゲミシュターサッツとは複数品種の混植混醸を指す。 コルシカ島最南端ボニファシオから西に回り込んだところにある、コル... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
東海岸ポルト・ヴェッキオという個性 グラナイオーロ ※写真はグウェネル・ブシェールさん。オーガニック果樹園を所有していた彼の父アンドレは1974年にブドウ栽培をオーガニックで始めた。当初は協同組合にブドウを売っていたが、92年には協同組合がドメーヌ・ド・グラナイオーロ名義で特別なオーガニック・キュヴェ... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
コルシカの赤ワイン品種を考える カステリュ・ディ・バリッチ ※AOPコルス・サルテーヌ・ルージュ2013年。大樽熟成の古典的な味わい。 コルス・サルテーヌのフィガリ寄り、アペラシオン南部の中心的エリアであるオルトロ谷にあるドメーヌ、カステリュ・ディ・バリッチ。畑は標高1217メートルのオム・ディ・カーニャ山の... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
サルテーヌの洗練性 サンタルメテュ ※当主のジル・スロワンさん。1964年に彼の父と祖父によって創業されたワイナリーを1996年に引き継ぐ。 玄関を入って挨拶するやいなや、「どうしてここに来たのか。うちは本とかに登場するようなワイナリーではないのに、どこで知ったのか」と、二代目となるジ... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
ようやく日本上陸!最上のアジャクシオ ドメーヌ・ア・ペラッチア 2008年に退役軍人のローラン・コスタさんが設立したオーガニックのワイナリー、ドメーヌ・ア・ペラッチア。昨年コルシカに来たとき最も印象に残った生産者だった。当時は日本では誰も知らない存在で、次に飲めるのはいつになることかと思ったが、今では日本にも輸... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫