田中 克幸

ワインを巡る旅~チリ編~

チリ1 010
※ソーヴィニヨン・ブラン最高の産地として近年注目される、レイダの畑。 チリワインに関する語り口はほぼ固定化されている。チリワインは数量ベースで日本市場最大の輸入ワインである。チリワインの単価は極めて低く、ワインにさしたる興味のない一般的消費者に向けた...
コラム 田中 克幸

気軽に楽しんでほしいザンクト・マグダレナー プロナーホフ

DSC01686
※クラシコ地区の優位性を熱心に語ってくれたオーナーのシモン・ガイヤーさん。ワイナリーは祖母の両親が創業。 フィロキセラと南チロルのイタリア化、そして近年の白ワイン重視策によってこの地が大きく変貌する以前は、南チロルを代表するブドウはヴェルナッチであっ...
コラム 田中 克幸

トレンティーノに行ったらホテル・ロヴェレートへ カステル・ノアルナ

2015 10 オーストリア 208
※アディジェ川とロヴェレートの町を見下ろす山の上に城と畑がある。標高は320メートルから400メートル。石灰岩土壌がメインで、斑岩、石英、玄武岩、粘板岩の礫も混じる。 トレンティーノの南端、ロヴェレートの町から川を渡って山を登ると、カステル・ノアルナ...
コラム 田中 克幸

トレントの地に足の着いたワイナリー マルコ・ドナーティ

2015 10 オーストリア 194
※ワイナリーの前にあるラグレインの畑。樹齢は65年を超える。仕立てはペルゴラ・トレンティーノで、主枝を両側に伸ばす。株密度はヘクタール当たり700本、収量は9トン。摘房するのではなく、房の下側を切り取るグリーン・ハーヴェスト。その作業にはヘクタール当...
コラム 田中 克幸

中道のビオディナミ マニンコール

2015 10 オーストリア 173
※ボルツァーノから南に下り、カルテルン湖の手前にくると、左手にマニンコールの大きなサインが見える。湖は景勝地として名高く、周辺にはホテルも多いため、ワイナリーには観光客も多く訪れる。 オーストリア貴族ヒエロムニス・マニンコールが1608年に皇帝から土...
コラム 田中 克幸

マンツォーニ・ビアンコの可能性 ヴィナイオーロ・ファンティ

2015 10 オーストリア 150
 トレンティーノのラヴィスの北、小村プレッサーノの裏道、ワイナリーがあるとは想像できないような場所に居を構える、所有畑4ヘクタールの小さな生産者。1991年が初ヴィンテージと比較的新しい。ここはチェスコーニやフォラドーリ等計10ワイナリーで構成するか...
コラム 田中 克幸

ワインを巡る旅~コルシカ編~

コルシカ 057
パリの地下鉄のホームでよくコルシカ観光の宣伝を目にする。手軽なヴァカンスの行先としてコルシカはポピュラーな存在だ。天気がいいし、自然が豊かだし、ナポレオンの生家と美術館もあるし、一度は行くべきところだろうとは思うが、日本からあえてコルシカに行く人は少...
コラム 田中 克幸

サルテーヌの洗練性 サンタルメテュ

Corsica 059
※当主のジル・スロワンさん。1964年に彼の父と祖父によって創業されたワイナリーを1996年に引き継ぐ。 玄関を入って挨拶するやいなや、「どうしてここに来たのか。うちは本とかに登場するようなワイナリーではないのに、どこで知ったのか」と、二代目となるジ...
コラム 田中 克幸

ようやく日本上陸!最上のアジャクシオ ドメーヌ・ア・ペラッチア

Corsica 036
 2008年に退役軍人のローラン・コスタさんが設立したオーガニックのワイナリー、ドメーヌ・ア・ペラッチア。昨年コルシカに来たとき最も印象に残った生産者だった。当時は日本では誰も知らない存在で、次に飲めるのはいつになることかと思ったが、今では日本にも輸...
コラム 田中 克幸

シャスラーを考える Terravin、Lauriers de Platine審査会に参加して

スイス 201511 084
 スイスはなにに関しても独自の路線を行く国だ。外の風がどう吹こうと、己の行くべき道を自覚している。その道を行く手段を持っている。己の強みがなにかを自覚している。その強みを恒常的に再生産するすべを知っている。 スイスワインの魅力は、他の何ものにも似よう...
コラム 田中 克幸