田中 克幸

オーガニック化するボルドー

bordeaux-rioja-002
 ボルドーワインについてどう思いますか、と聞かれるのはこわい。私はボルドーが好きなのだろうか、嫌いなのだろうか、と自問せざるを得ない。もちろん、感謝している。尊敬もしている。今までの人生で、ボルドーから学んだことは大きすぎるほど大きい。ワイン評論家に...
コラム 田中 克幸

チリの認証オーガニック ヴェラモンテ

KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA
※ナパでの経験をいかし、フネウスはヴェラモンテを単なる醸造施設ではなく、観光客に広く開かれたワイナリーにした。ワインツーリズムを意識したチリで初めてのワイナリーだという。ヴェラモンテはサンチャゴと海沿いの大都市(チリ議会がある)ヴァルパライソを結ぶ、...
コラム 田中 克幸

エラスリスの兄弟 アルボレダ

KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA
※アコンカグア・コスタのチルフエ畑。アルボレダの畑から、エラスリスのアコンカグア・コスタ・シラーの畑を臨む。 エラスリス当主エドゥワルド・チャドウィックがアコンカグア・コスタに個人的に所有するワイナリーが、1999年に創立されたアルボレダだ。今回の取...
コラム 田中 克幸

テロワールのポテンシャル タラパカ

KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA
※タラパカの伝統的なワイナリー建築。タラパカはサンチャゴから近いこともあって、ワインツーリズムの目的地として人気があり、ホテルも併設しているし、結婚式等のイベントにも利用される。創業は1874年。当時はヴィーニャ・デ・ロハスという名前だったが、189...
コラム 田中 克幸

全体は部分の総和より大きい ヴィック

vik1
※まるで美術館のようなワイナリー。アンデスの岩と水でチリのテロワールを表現するエントランス。 夢のようだ。これほどまでに徹頭徹尾完全主義的で、あらゆるディティールに関して一切の妥協のないワイナリーが存在しうるのだ。超高級ワインを造るとはこういうことな...
コラム 田中 克幸

チリの産地区分とワインの選び方

2016040716250001 (1)
※アコンカグア・コスタから西に進むと太平洋に面した町、ヴァルパライソに出る。沖を流れるフンボルト海流が産地の気温を決定づける。 チリワインは、少しでも産地区分を理解すると、望む味が大変に見つけやすいワインである。ここでは簡単にチリの産地について述べて...
コラム 田中 克幸