ジェラール・ベルトランの新しいエステート ▲Chateau des Deux Rocsからの眺め。クリュ・アペラシオンになるというのに、まだほとんど開墾されていない土地が延々と続く。 ラングドックのビオディナミ生産者ジェラール・ベルトランがCabrieresの地に新しく二つのエステート、Do... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
プリオラート プリオラートはリオハと並ぶスペイン最上級格付け、DOQの産地です。両者はずいぶんと異なり、19世紀以来の名声が連綿として続く産地リオハと比べ、プリオラートは新興産地と言っていい存在です。中世にはスカラ・デイ修道院によるワイン造りが行われていたとはい... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
ニューワールド・リースリング アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの優れた白ワインといえば、シャルドネとソーヴィニヨン・ブランだけ、という時代ではもはやありません。英語圏での近年のリースリング・ブームを反映し、リースリングの質がどんどんと向上している印象です。 暑苦しいと... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
スペイン、シェリー試飲会 アンダルシア州農産物の展示会で見つけたおいしいワインを紹介します。 スティルワインもそれなりに並んでいましたが、どうも薄くてアルコールが高くて平板な印象で、それはパス。もちろんアンダルシア州といえば、シェリーです。ですから私にとってそれは、シェリー... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
アルザス、オリヴィエ・フンブレヒト来日セミナー アルザスワインといえば筆頭に挙げられるドメーヌのひとつ、1620年まで歴史を遡ることができる(それ以前の記録は30年戦争によって灰燼にきしてしまったそうです)老舗、ツィント・フンブレヒト。その12代目当主、オリヴィエ・フンブレヒトが久しぶりに来日し、... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
西オーストラリアワインの自然さ 最近、忘れられてないか。西オーストラリアワインと言う言葉を聞くことが少ない。メジャー生産者が居並ぶバロッサを擁する南オーストラリアは永遠の定番である。冷涼オーストラリア好き、ピノ好き、新進生産者好き、カルトワイン好きがよく口にするのはヴィクトリア、... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
フーデックスでのジョージア・ブース フーデックスではそれほど多くのワインブースはありません。チリもアメリカもオーストラリアも昔は大々的に展示していたと思いますが、、、。マイナーな国のワインをテイスティングするよい機会だったのに、、、。今ではワイン&グルメやヴィネクスポもありま... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
フーデックスでのボルドー&ボルドー・シュペリュールのブース フーデックスでもフランスは相当の数のワインブースがありました。興味深かったのはボルドーとボルドー・シュペリュール生産者組合のブースです。 これらはボルドーの中でも最もベーシックなアペラシオンです。ボルドーというと、どうしても格付けシャトーのような... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
ニュー・カリフォルニア・ワインの旗手、ブロック・セラーズ いっときのカリフォルニアワインは「ジャミー」、「酸がない」、「アルコールが高すぎ」、「高得点狙い」等々と冷ややかな目で見られることもあったようです。しかし私がずっと言っているように、私がよく記憶している1970年代から80年代のワインは決してそのよ... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
シャンパーニュ・シャルル・エドシック 2014年に亡くなったThierry Rosetさんの後を継いだシャルル・エドシックの醸造長、Cyril Brunさんが来日し、ブリュット・レゼルヴのスペシャル・パッケージ・ジェロボアム、コスモポライトの発表会を、東京アメリカンクラブで開催しました。... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
ヴァンサン・レシュノー 八田の試飲会に行ったら、ドメーヌ・レシュノーの当主、ヴァンサン・レシュノーさんがいました。 生真面目な性格の、緻密で直線的な味のブルゴーニュワインを造ります。ニュイ・サン・ジョルジュのドメーヌですから、それが土地のキャラクターと合っています。レ・ダ... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
リベラ・デル・デュエロとトロ 何回か、スペインワインの試飲会に連れていっていただいた。あまりスペインワインに触れる機会はないとはいえ、どこでどう飲もうと、確かなことがあった。最も完成度の高いワインはリベラ・デル・ドゥエロだった。味が偉そうだった。自信に溢れていた。濃密でいて鈍重... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
初心者向け ボルドー赤ワインの基本 ボルドーワインが日本に輸入されるフランスAOCワインの半分を占める以上、日常生活においてフランスワインをより楽しむためには、好き嫌いは別としてボルドーに関する知識はあっても損することはない。ボルドーが皆無のワインショップやフランス料理店は珍しいだろ... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
ジャン・リュック・テュヌヴァンに聞く ボルドーのオーガニック ※サンテミリオンの町中にある、ジャン・リュック・テュヌヴァンのオフィス兼ワインショップで話を聞いた。1991年を初ヴィンテージとして僅かな土地と資金で始めたシャトー・ヴァランドローを、2012年にはプルミエ・グラン・クリュ・クラッセの地位まで高めた、... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
Chateau Rioublanc ※標高60メートルほどの小高い丘の上にある、シャトー・リオー・ブランの畑。 右岸の中心都市リブルヌから北に15キロ、サン・シエル・ダブザック村にあるシャトー・リオーブランは、ベーシックなボルドー・アペラシオンを造る。オーナーのフィリップ・カレテロが言... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
Domaine de Chevalier ※ドメーヌ・ド・シュヴァリエのワイナリーは、もともとの建物につなげて1984年と1991年に建造された。なかなか端正なポストモダン様式で、機能主義に貫かれている。 近年のドメーヌ・ド・シュヴァリエにはいつも感心させられてきた。農薬っぽい味がしない。プ... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
Chateau Palmer ※シャトー・パルメの建物のあちこちは独特の緑色で塗られている。昔は薄い青だったというが、2004年にトマ・デュルーが就任してからこの色になったらしい。広報資料にせよウェブサイトにせよ、シャトー・パルメの美意識の高さはシャトーのすべての要素に反映してい... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
Chateau Ferriere & Chateau Durfort-Vivens ※こじんまりしたシャトー・フェリエールの建物。オーナー、クレール・ヴィラール・リュルトンは、ソノマに最近創立した(2012年初ヴィンテージ)ワイナリー、Acaiboに滞在していて不在だった。カリフォルニアは気候もいいし楽しいだろうが、マルゴーが不在地... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
Chateau Brane-Cantenac ※シャトーの目の前にある畑。ご覧のとおりの小山だ。だから周囲の風景が見えない。そして表土には大きな礫がたくさん。この畑を見ると、なぜワインがかくも淀みなく、空間だけではなく時間軸上の姿かたちが整っているのか、そしてなぜ軽快さと優美さがあるのかも理解で... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
Chateau Pontet-Canet ※シャトー・ポンテ・カネは正面部分は1781年の建築だが、その後ろにはクルーズ家時代からテスロン家が所有する現在に至るまでの歴代の増築による建築が連なる。現代では一般的となった重力システムを1895年に導入した先駆者としても知られる。 ボルドーの歴史... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫