チリ・プレミアムワインのシンボル エラスリス ※左に見える昔ふうの建物がもともとの醸造所。いまは直販所になっている。 90年代に訪問した時はけっこう地味なワイナリーだった。しかしエラスリスの世界的な成功を物語るように、それから増築を重ね、今で超現代的なアイコン・ワイナリーが威容を誇り、最先端の設... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
テロワールのポテンシャル タラパカ ※タラパカの伝統的なワイナリー建築。タラパカはサンチャゴから近いこともあって、ワインツーリズムの目的地として人気があり、ホテルも併設しているし、結婚式等のイベントにも利用される。創業は1874年。当時はヴィーニャ・デ・ロハスという名前だったが、189... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
チリに感じるスペインの血脈 トレス・パラシオス ※トレス・パラシオスの自社畑。すぐそばに海岸山脈の中でも二番めの高峰がある。 マイポ・エントレ・コルディヘラスの西側、海岸山脈の東の麓、チョルキにあるワイナリー。海から30キロと近いために気温は低く、エントレ・コルディヘラスの中心部よりも収穫は一か月... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
チリ、コルチャグアの未来形 カリテラ ※コルチャグアにあるカリテラの畑はべたっとした平地ではなく、小さな丘の集合体。いろいろな方角に向き、土壌もいろいろ。 1996年にモンダヴィとチャドウィックが共同出資してコルチャグアに創立されたワイナリー。その当時に訪問して以来、今回久しぶりにカリテ... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
シャトー・ラフィットの美意識 ロス・ヴァスコス ※山に囲まれて他から隔絶されたロス・ヴァスコスの畑。平地の一部分52ヘクタールは、前オーナーのエチニケ家の時代、72年前に植えられた畑。斜面の畑50ヘクタールは最近開墾され、シラーやカルメネールが植えられている。 90年代末のチリ・カベ・ブームの時に... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
チリ最大の家族経営ワイナリー ルイス・フェリペ・エドワーズ ※1800ヘクタールという広大な所有畑に対応すべく、ルイス・フェリペ・エドワーズの醸造施設も巨大だ。 1976年にルイス・フェリペ・エドワーズ氏がコルチャグアの地で60ヘクタールの地所を購入し、創業したワイナリー。しかし当時はワインが売れず、生食ブド... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
スパークリングワインだけじゃない バルディビエソ ※ヴァルディヴィエソのワイナリーはクリコ・ヴァレーのロントゥエにある。サンチャゴからここまで南下すると、空気のしめりけが違うような気がする。 以前にバルディヴィエソを訪ねたのは17~8年前か。当時もおいしいと思っていたが、久しぶりに飲んで、やはりここ... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
日本への輸入が待ち遠しいチリのテロワール カサ・シルヴァ 1892年創業以来家族経営の大規模ワイナリー。世界主要各国に輸出されているが、日本には輸出しておらず、私は今回初めて飲んだ。地元での評価は高いようで、ホームページを見ると、ワイン・オブ・チリによる2013年年間最優秀ワイナリー賞、ヴィティス誌による... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
全体は部分の総和より大きい ヴィック ※まるで美術館のようなワイナリー。アンデスの岩と水でチリのテロワールを表現するエントランス。 夢のようだ。これほどまでに徹頭徹尾完全主義的で、あらゆるディティールに関して一切の妥協のないワイナリーが存在しうるのだ。超高級ワインを造るとはこういうことな... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
チリのオーガニック・ワイナリーの秘密 ラポストル 2009年にオーガニック認証、2010年にデメテール認証を取得したラポストルは、テロワールに軸足を置く近年のチリワインにとって重要な意味がある。ワインの質は畑から生まれるという、誰もが言うが、言うは易し行うは難しの真実を、この370ヘクタールの巨大... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
創業からいまだ20年 チリの巨人コノ・スル ※新しいアイコン・ワイン、シレンシオ。静寂という意味の名前をつけるあたり、コノ・スルも良い意味で変化していると感じるのは私だけだろうか。 なんだかんだ言っても自分にとって基本のチリワインといえば、サンタ・リタのカサ・レアル、カルメンのゴールド・リザー... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
チリの産地区分とワインの選び方 ※アコンカグア・コスタから西に進むと太平洋に面した町、ヴァルパライソに出る。沖を流れるフンボルト海流が産地の気温を決定づける。 チリワインは、少しでも産地区分を理解すると、望む味が大変に見つけやすいワインである。ここでは簡単にチリの産地について述べて... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
Wine of Chile for Japan この文章は田中克幸氏を招いてくれたチリワインの広報活動を政府系組織とは別に行っているBrandabout社への謝意をこめて掲載します。世界中のワイン産地が今よりもより豊かになることを願っています。The way they talk about Chi... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
ワインを巡る旅~チリ編~ ※ソーヴィニヨン・ブラン最高の産地として近年注目される、レイダの畑。 チリワインに関する語り口はほぼ固定化されている。チリワインは数量ベースで日本市場最大の輸入ワインである。チリワインの単価は極めて低く、ワインにさしたる興味のない一般的消費者に向けた... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫
トレンティーノ=アルトアディジェという産地を考える座談会 トレンティーノ=アルトアディジェという産地のワインにはどんなイメージがありますか?イタリア最北の白ワインの産地?ドイツのブドウ品種が多い?なんだかイタリアワインのようで、あまりイタリアンレストランでも見かけない。そんなトレンティーノ=アルトアディジェ... コラム 宮地 英典 記事を見る ≫
ワインを巡る旅~トレンティーノ=アルトアディジェ編~ 1363年から1918年という長きにわたるハプスブルク時代からすれば、イギリスとイタリアの密約によって第一次大戦後にトレンティーノ=アルト・アディジェがイタリアに編入されて以降の歴史はまだまだ短い。イタリアとオーストリアのあいだで自治権をめぐる問題... コラム 田中 克幸 記事を見る ≫